舞台を目指している人なら必ず通らなければならない
それが【オーディション】ですね。
オーディションは経験していけば
誰もが何となくその雰囲気を掴めていけるものです。
でも経験したことない人にとっては
とてつもなく緊張する場でしょうし、
とてつもなく不安要素たっぷりなものなんだろうと想像します。
私自身、本当に緊張しました。今でももちろん緊張します。
そんな、オーディションに対して【不安】や【疑問】を持っている方が
これを読めばオーディションに関して、全体をつかめて
事前準備がバッチリの状態でオーディションに挑める!
という話をしていきます。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
オーディションとは…あなたと、求める役の擦り合わせ!
まず、オーディションは【落ちるもの】という認識を持ってください。
受かるコツとか言っといて、冒頭から
「きっつ…なんやこいつ、ひどいことしか言わないやつやな…」
と思った方、、、すみません。
あなたを傷つけるつもりは全くありません。
受かっている人ももちろんいるので、ちょっと言い過ぎました。
では、なぜオーデション=落ちるものなのか。
それは
あなたは、あなたの実力が低いことが理由ではないからです!!!
(もちろん、プロとして舞台に立つには高い技術も必要ですが。)
……どゆこと?と思ったことかと思います。
説明します。
そもそも、オーディションをなぜ行うのか。
人を採用する立場から考えてみてください。
「こんな俳優がいたら採用したい」
「こんな技術がある人と出会ってみたい」
これだけはないですが、相手側は、大体こんなイメージを持って
「じゃ、オーディションでいろんな人と出会ってみよう!」
となる訳です。
そこに求めることは
×「あなた」 ◎「役に合う存在」
なのです。
これは、役者さんが本命を狙ってオーディションに挑むときに
大体忘れられがちなポイントです。
気合い入れすぎちゃうと、どうしても自分自分!になっちゃって
相手側のことを考えられなくなっちゃいます。わかります。
でも、ここは忘れないでほしい。
演出家さんのオーディションの目的は、あなたでなく、
作品に合う人、作品に寄り添ってくれる人に出会うことなのです。
だから、オーディションに落ちることというのは
あなたを否定しているのではないのです。
あなたのこんな才能はとても素敵!!
だけど、今回は求めるイメージ像とずれていただけなんだよ!!!
と、採用する立場の方は、心から本当にそう思っています。
あなたが諦めずに役者、俳優として継続していく中で
間違いなくあなたとマッチする役が見つかっていくはずです。
その役に出会うまでは辛抱強くオーディションを受け続けていく必要があるのです。
あなたがやることは、とにかく
オーディションを受けて受けて受けまくる!!!ことです。
それが1つ目のコツといって良いでしょう。
自分を売り出したいなら、まず相手を知ることから
2つ目のコツは、自分の目指したい目標を徹底的に調べることです!
どういうことか説明していきます。
例えば、劇団のオーディションを受けるなら
- その劇団についてどんな作品を公演しているのかチェックしておく
- その劇団が目指している未来がどんなものなのか把握しておく
- その劇団に入った自分は、将来どんな活躍ができるのかを想像する
このようなことは、事前に考えておくべきだと思います。
劇団でなくて、作品単位で募集しているオーディションも、
考え方は全く同じです。
劇団→作品
と置き換えて文章を読み直してください、とこんな意地悪なことはしませんよ(笑)
下記に書いてみました。
- その作品について、過去にどれだけ公演したか、どんな内容か把握しておく
- その作品の完成度はどんなものなのか、到達点は何かイメージしておく
- その作品に関わった自分は、公演(あるいはそれまでの稽古など)においてどんな活躍ができるのかを想像する
わかりやすくするために言い方を少し変えましたが
目指すべきところは、要は同じですよね。
結論、自分を知ってもらうためにはまず相手を知る!!ところから始めるのです。
相手のことを全く知らないで、自分のことばかり押し付けないようにねってことです。
普段のコミュニケーションでも、相手が自分のことばかり話して、こっちの話を聞いちゃいないっ!なんていう、一方的なやりとりは心地いいものではないですよね。
どんな対象でも一緒です。
誠意を持って向き合う、これは相手を知る、ということから始まります。
オーディションで目指したい目標が明確な人は、
まず相手について知る、調べることから始めてみることをオススメします。
オーディションでも、その知識を知っている人とそうでない人は、審査員とコミュニケーションをとる際に内容が濃くなり、あなたのことを覚えてくれたり、より良い印象を持たれるはずです。
まとめ:大事なことはこの2つ!
- オーディションに落ちる理由は、あなたの実力ではない、と理解する。
- 自分を知ってもらうためには、まず相手(劇団や作品)を理解する。
今回は、この二つについてお話ししてきました。
役者、俳優を目指す人は世の中に大勢いると思います。
やはりドラマ、映画、舞台などでキラキラしている憧れの役者さんを見つけると
一度は「やってみたい」「この世界にはいってみたい」
と思う方はいるものです。
しかし、オーディションを受けるとなると
自分を知ってもらわなきゃ!という思いが強くなって、
自分先行に考えてしまいがちです。
そこで、一度立ち止まって、素直にオーディションに向き合える人が
印象深く、審査員の目にも留まりやすいんだということを理解しておいてください。
きっとオーディションという一大イベントも、
少し違った角度から意識することができて
今後の付き合い方、目指し方が変化してくると思います。
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